ファクタリングと刑事事件

ファクタリングで売掛金を買い取ってもらう時に注意しないといけないポイントがあります。
正直ベースでファクタリングを利用する場合は、何の問題ありません。
しかしながら、下記のようなことをやってしまうと、刑事事件になってしまうケースもあるようです。

どのようなケースが刑事事件になるか、例をあげて説明します。

業務上横領

東京の工務店のA株式会社は、2社間契約でファクタリング契約を行いました。
内容は、100万円の売掛金を、ファクタリング会社に90万円で売却する契約です。
契約締結後、ファクタリング会社はA株式会社に、売掛金の買取費用として90万円を振り込みました。

1ヶ月後...

売掛金の100万円が、売掛先からA株式会社に振り込まれました。
この100万円は、本来、ファクタリング会社に返金しないといけない金ですが、A株式会社の社長は、誘惑に負けて、この100万円を個人的に使ってしまいました。

このようなケースの場合は、どうなるでしょうか?

A株式会社は、売掛金は既にファクタリング会社に売ってしまった訳ですから、この売掛金に関する権利権限は、全てファクタリング会社にあります。
ですので、A株式会社に振り込まれた100万円の売掛金はA株式会社のものではなく、ファクタリング会社の金になります。
このお金を使い込んでしまうということは、ファクタリング会社から見た場合、業務上横領になります。

このような使い込みは厳禁です。
業務上横領でファクタリング会社に訴えられないよう注意してくださいね。

詐欺

東京の工務店のA株式会社は、2社間契約でファクタリング契約を行いました。
内容は、100万円の売掛金を、ファクタリング会社Bに90万円で売却する契約です。
契約締結後、ファクタリング会社BはA株式会社に、売掛金の買取費用として90万円を振り込みました。

翌日...

A株式会社の社長さんは、売掛金で現金が得られる!
と考えて、同じ売掛金をまた、ファクタリング会社Cに売りました。
何もしらないファクタリング会社Cは、その売掛金を買い取り、90万円をA株式会社に振り込みました。
まだまだいける!と考えたA株式会社の社長さんは、同じ手法でファクタリング会社D,ファクタリング会社E,ファクタリング会社Fにも売りました。

1ヶ月後...

A株式会社の社長は、見事に飛びました。
しかしながら、この事を知ったファクタリング会社は合同で警察へ詐欺の被害届を出しました。
結果、A株式会社の社長は逮捕され、被害金額も回収されました。

1つの売掛金を複数のファクタリング会社に売るような行為は、詐欺行為になりますので、絶対に行わないようお願いします。



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